そのニオイ、原因は「ノネナール」

さてそれでは親父臭い(雰囲気がオヤジくさいのではなくそのニオイ)の原因は一体何であろうか。

資生堂の研究室はそのニオイの原因を「ノネナール」にあると結論つけている。

ノネナール【nonenal】

臭いノネナールが皮膚から発散されているから臭いのだ。

ノネナールとは汗腺のそばの皮脂腺から出る脂肪酸が酸化、もしくは発酵によってできる不飽和アルデヒドのことだ。

わかりにくいので順を追って説明していこう。

まず、人間の皮膚には外分泌腺というものがある。皮膚の表面に分泌する出口がある導管で唾液腺のようなもの。

唾液腺が口の中にあるように、皮膚には皮脂腺があり、ここから脂肪と脂肪酸が滲み出ているのだ。脂肪が滲み出ているというと気持ち悪いが、この脂肪が皮膚の脂分であり、皮膚に潤いを与えてもいるわけだ。

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皮脂腺から出る油脂成分はエクリン汗、アポクリン汗のニオイを強くもする

この皮脂腺から分泌される脂肪酸というのは中性脂肪が(グリセリンと脂肪酸に)分解されてできるものであるが、これが酸化されると過酸化脂質となり、揮発性アルデヒドの一種でニオイのもとであるノネナールが発生することになるのだ。

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